会社勤めとフリーランス

どのような仕事でも一年目は大変なことが多い年です。
仕事の流れを掴む、仕事を覚える、仕事の成果を上げる、数え上げる切りがありません。
その中でも企業に属していないフリーランスのエンジニアには一年目は大きな意味を持っています。

企業に属していれば、仕事のミスがあっても生活に大きな支障をきたすことは少ないと思います。
仕事を辞めなくてはいけないようなミスというのは、一年目ではそうそうあるとは思えません。
なぜなら責任の重い仕事を任されるということは考えにくいからです。

ですがフリーランスのエンジニアにとって、一年目は大きな意味を持ちます。
これからフリーランスとして続けていくことができるかどうか、社会が評価を出す期間だからです。
企業の中の一エンジニアであれば許されるミスも、フリーランスのエンジニアには許されません。
少しのミスが今後の仕事に大きく影響することは、よく聞く話です。
それだけフリーランスで働くということは、デメリットも大きいものだということです。
もちろん、仕事でミスをしない、また大きな成果を上げることができれば今後の仕事が大きく飛躍することも考えられます。
ですが、フリーランスになろうと考えた場合、企業に勤めているような甘い考えではいけない、ということは重々承知しておいてください。

自分自身を客観的に観察する冷静な目と、判断力が必要になってきます。
ミスをしないためには、自分の仕事を厳しくチェックする目が必要ですが、それ以上に自分の実力以上の仕事を安請け合いしない、ということも大切です。
できるだろうと任された仕事ができなかった場合の失点は、予想以上に大きく、挽回するには時間も努力も倍以上必要になります。
信用を築き上げるのには時間がかかりますが、信用を失うのは一瞬であることを知っておきましょう。